ANZAC DAYとは→メモリアルデー4月25日
アンザック・デー( ANZAC Day)は毎年4月25日で、第一次世界大戦のガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア・ニュージーランド連合軍の兵士たちを追悼・慰霊する日です。
Australian and New Zealand Army Corps(オーストラリアとニュージーランド連合軍)を頭文字を略してANZAC(アンザック)と呼びます。
ANZACの兵士は、同盟軍を支援するために世界中に派兵されて、その大部分は4月25日にトルコのガリポリに到着し, 戦争中に多くの兵士が悲しい事に命を失いました。(ガリポリの戦い)
アンザックビスケットとアンザックタイルについて
Goulburn Post さんのサイトより画像引用(History of the Anzac biscuit)
アンザックタイル(アーミービスケット)
Anzac Tile /Wafer
アンザックタイル(Anzac Tile)として知られている軍のビスケットは、パンの代わりとして食べられ、長期間保存ができる、ハードタイプのビスケットです。(かなり硬いらしい💦)
日本の乾パンみたいな感じかな。
Australian War Memorial さんのサイトには、兵士たちは硬いビスケットをすりつぶしてポリッジ(お粥みたいな)にして食べたと紹介されています。
ポリッジ(porridge)はハウスメイトも良く朝食に食べていますが、オートミール等を水や牛乳でにたものです。(外人さんの定番朝食ですね!)
戦地からのメッセージカードとしても使用
耐久性に強く、硬いアンザックタイルは、食料以外にも、戦地から故郷の家族に送るメッセージカードとしても使われていて、当時のビスケットが現在もAustralian War Memorial に保管されているそうです。
Australian War Memorial さんのサイトから画像引用
アンザックビスケット
アンザックビスケットは、ホームメイドのビスケットで、戦地に向かう兵士の母や妻たちが軍から供給される食糧だけでは栄養不足だと心配し、栄養価の高い材料を使って、日持ちのするビスケットを焼き、兵士にもたせたそうです。
スコットランドのレシピに基づいて、アーミービスケット (ソルジャービスケット)は、第一次世界大戦のガリポリの戦い後、アンザックビスケットに改名されました。
歴史深い伝統的なお菓子ですね。レシピも様々ありますが、ベースはほぼ一緒です。
伝統的なアンザックビスケットは甘く、卵は使用していません。20世紀初期のレシピには、クリスピーなオーツ麦を使っていましたが、1980年代にオーツ麦を減らし、歯ごたえのあるココナッツが材料に追加されています。
AUSTRALIAN WAR MEMORIAL のサイトには3つの伝統的なレシピがのっています。
オリジナルのレシピはこちら→ Anzac biscuit original recipes
- Anzac tile/wafer recipe (ソルジャービスケット)
- Anzac biscuit (20世紀初頭ココナッツ無し)
- Anzac biscuit (ココナッツ有り)
今回はこちらのオリジナルレシピを元に2番と3番を再現してしました。
② Anzac biscuit ver.1 (ココナッツ無し)20世初期
Anzac biscuit ver.1 (ココナッツ無し) 材料
10から15枚くらい 🍪🍪✨
- オートミール・・・70g
- 砂糖・・・25g
- 薄力粉・・・50g
- バター・・・90g
- ゴールデンシロップ・・5g
- お湯・・・大さじ2
- ベーキングソーダ・・小さじ1/2
Anzac biscuit (ココナッツ無し)作り方
1 | 材料を準備する。(バターは溶かす) | |
2 | 粉類のオートミール、薄力粉、砂糖を合わせて混ぜる。 | |
3 | お湯にベーキングソーダをいれて混ぜて溶かし、ゴールデンシロップをいれて混ぜる。 | |
4 | 溶かしバターの中に3をいれて混ぜる。 | |
5 | 粉類の中に4の液体類をいれて混ぜる。 | |
6 | 混ぜた感じ。 | |
7 | オーブンシートに生地をスプーンですくって平らに成型し、170℃で予熱したオーブンで約20~25分焼く。 | |
8 | 焼けました。 |
② Anzac biscuit ver.2 (ココナッツ有)
Anzac biscuit ver.2 (ココナッツ有り)材料
30枚くらい🍪🍪
- オートミール・・・100g
- 砂糖・・・60g
- ココナッツファイン・・50g
- もち麦フレーク・・・50g
- 薄力粉・・・70g
- バター・・・50g
- ゴールデンシロップ・・大さじ1
- お湯・・・大さじ2
- ベーキングソーダ・・小さじ1
オリジナルのレシピを少しアレンジしています。(もち麦フレークは原本レシピには使用されていません。ココナッツが足りなかったので追加してます。)
Anzac biscuit ver.2 (ココナッツ有り)作り方
1 | 材料を準備する。 | |
2 | 粉類のオートミール、砂糖、ココナッツ、(もち麦フレーク)、薄力粉を合わせて混ぜる。 | |
3 | お湯にベーキングソーダをいれて溶かし、ゴールデンシロップをいれて混ぜる。 | |
4 | 溶かしバターに3をいれて混ぜる。 | |
5 | 粉類2のボールに4の液体を入れて混ぜる。 | |
6 | 混ぜた感じ。(ここでまとまりが悪かったら様子をみて牛乳を少しずつ足して調整する) | |
7 | 生地をスプーンですくって鉄板に並べ、丸く成型する。170℃で予熱したオーブンで約20~25分焼く。 | |
8 | 焼けました。 |
やきあがりの注意点
焼き上がりは生地はどちらのレシピも柔らかいので、ケーキクーラーにのせて粗熱を取ってくださいねー。(熱いから火傷に注意しましょう!)
粗熱が取れるとサクサクっとした仕上がりになります。
アンザックビスケット 補足、まとめ
アレンジ色々なアンザックビスケット
AUSTRALIAN WAR MEMORIALに掲載されていたトラディショナルな2つのタイプのアンザックビスケットを焼いてみました。
ココナッツが苦手な人にはバージョン1のココナッツ無しレシピがいいかもですね(^_-)-☆
現在はベースのアンザックビスケットにドライフルーツを入れたり、チョコチップを入れたり色んなタイプのレシピがあります。
私も以前、ナッツ類をプラスして作ってみました。ネイティブのハウスメイトに大人気でした。オーストラリア人のハウスメイトも絶賛してくれましたよー(^^)/
ゴールデンシロップについて
海外のレシピをチェックしていると、よく登場するこのゴールデンシロップ(イギリス製)。やっぱり近所のスーパーでは入手が難しいです。富沢商店に行ってみたのですが、ありませんでした💦
オリジナルに近づけたレシピにしたいので、今回はアマゾンにて購入しました。700円くらいです。
無い場合は、はちみつやメープルシロップ、ホットケーキのシロップ等で代用できます。
別名ライトトリ―クルとも言われ、ビクトリア時代の1885年に白い砂糖を作る際の副産物から発明された糖液。色はブラウンで、ちょっとほろ苦さもある。イギリスの家庭では焼き菓子に使われたり、パンケーキにかけたりポピュラーなシロップです。
伝統的なアンザックビスケットいかがでしたか?
作り方は簡単です。いつものステップで粉類に液体類を混ぜて焼くだけ!
ぜひ気に入ったら作ってみてくださいねー🍪
アンザックデーについてもう少しご紹介!
アンザックデーにはDawn Service (夜明けの礼拝)が実施されます。またパレードがあったり、色々なアクティビティが実施されています。(今年はコロナで中止かな…)
アンザックデーを知ったのはハウスメイトから
シェアハウスに住んでいます。シェアハウスには色んな国籍の人が住んでいて、色んな事を知る事ができます。オーストラリア人のハウスメイトと雑談をしなければ、アンザックデーについて知る事もきっと無かったです。
余談ですが…オーストラリア繋がりで…
オーストラリアの伝統的なアンザックビスケットを通して、少し歴史的な勉強?ができました。
全然関係ないのですが、最近良く聞いている♪曲があって、ずっとアメリカのボーイバンドだと思っていたのですが、wikipediaで彼らをチェックしたら、
なんと、オーストラリア人のボーイバンドでした。
知らかなった(^^;)💦 最近知りました(笑)
今更ですが、5 seconds of Summer 聞いてます🎵♫
在宅仕事中に!嫌な仕事もちょっとだけご機嫌♪になれます。 🙂
オーストラリアに行きたいですね…
いつ行けるのだろう…
余談失礼しました。(^^;)💦
Thank you for visiting my page! 🍀
4月25日って何の日か知っていますか?
私も知らなかったのですが、オーストラリアのハウスメイトと話していたら、
アンザックビスケットの事を知りました。
戦時中からある伝統菓子。
そんな当時のレシピに忠実なビスケットを焼きつつ、
アンザックデーについて調べてみました。