その日がとうとう…父との突然の別れが訪れました…時間が戻せたらいいのに

黒猫

Neko
当たり前にいた人が突然目の前からいなくなりました。あまりの悲しさに何も手につかず・・ただ時間が過ぎていくだけの日々…しかしまた普通の日々がやって来る…みんなどうやって立ちなおっていくのだろう・・日々の出来事を綴ってみました。

 

 

猫と月

 

 

後悔しないためにやるべきことはたった1つです

 

親孝行。。。

 

私は手遅れですが、

 

この記事を見たみなさんはまだ大丈夫。

 



 

12月のクリスマスの日……とても寒かった…

クリスマス

年末。。誰もが慌ただしい日々を過ごしています・・

私ですがシェアハウスに住んでいます。

12月24日はハウスメイトとクリスマスパーティーを楽しんでいました。

そして25日のクリスマスも。。🎄

ハウスメイトと2回目のクリスマスディナーと楽しいひとときを過ごしていたら…

1通のメッセージが届きました…

父が体調を崩し、近所のホームドクターで点滴をしたとのこと。

帰ってきて元気にごはんも食べていたので、単なる風邪かなと思い

そんなに気に留めていませんでした。

 

いつもの事だと……

 

 

黒猫

 

 

え!…入院?? 単なる風邪だと思ったのに・・

病院

ホームドクターから診断書が…

翌日、かかりつけのホームドクターから診断書を出され、市民病院へそのまま行き、

検査をすることに。。

熱があり、やっぱり風邪が悪化したのかな……

結果、2週間の入院です。

どうやら肺に菌が感染して、その菌を排除する為に点滴にて治療を行うという事でした。

 

私は急いで実家に戻り。。。

 

医師からはお正月にはちょっと帰れないですねとのこと。

でも、寒いし、病院に居たほうが安全かな。。

 

病院の担当医の先生、この人が主治医?

と言うくらい若い少年の様な先生で見た目ほぼ学生です。大学生にしか見えない。

2週間の入院という事で担当の看護婦さんと

退院後についての話もしました。。

 

コロナ後の病院での面会

 

数年間、コロナのパンデミックがあって以来、入院患者との面会方法が変わりました。

コロナパンデミックの最中は患者さんとの面会はNGでしたが、

今は5類に移行されているので

制限がありましたが面会が可能でした。

 

面会時間は15分、面会する人数2人まで。

 

私は、仕事中に外出して病院へと毎日向かいました。

 

看護婦さん達はわりと親切な人が多く、少し安心しました。

点滴をする毎日…

熱があるのでちょっと辛そうです。

 

体温計

 

 

15分の面会時間と言われたけど…

何人かの看護師さんに面会時間や面会人数の注意を受けましたが、

なかには見逃してくれる看護師さんも居たり・・

 

『やっぱり1人で入院していると色々考えて悲しくなってきちゃうんだよ……』

 

悲しそうな父……

 

そんなお父ちゃんを話しかけて必死に励まします。

 

母はお父ちゃんが好きな食べ物を差し入れにいっぱい作って病院に運んでいました。

 

母の作るキュウリのあさづけが大好きでした。

差し入れに3時のおやつを食べて、少ししてから私たちは病室を出ます・・

 

『また明日来るからねー。』

 

『気を付けtねー。忙しいのに悪いねー。。』

 

『はいよー♪また明日ねー。』

 

なんとかごまかして面会時間をなるべく長くするように工夫しました。

 

早く熱が下がってくれる事を願う一心です・・・

 

キュウリは解熱作用がありますね…

 

猫ときゅうり

 

 



 

暫く点滴を投与後、熱は下がったのですが…

ずっと体を冷やして熱を下げて、点滴をして何とか熱はさがりました。

父も少し楽になったみたいで、ちょっと安堵感がみられます。

 

私たちもほっとして改善に向かっていると思いました。

 

しかし・・・

 

学生みたいな医師から呼ばれて父の病状の説明がありました。

・・・

どうやら改善には向かっていなく、薬が効いていないとのことでした。。

 

なので、違う薬に変えると説明がありました

点滴の薬が変わります。。。

 

ただ、その薬が効かないと・・・ 

 

もう治療方法が難しいと説明がありました。。。。

 

 

猫と点滴

 

 

元気に退院を望んでいる父。。

元気になろうと病院での食事はちゃんと食べて、リハビリもおこなっていました。

面会に行くと

『今日はメロンが出たよ!とかお昼はカレーだったよ。』

『朝ごはんの時間が遅いからお腹すいちゃうんだよ・・』

 

『パンを買って冷蔵庫に入れておくね・・』

 

色々食べ物の話をしました。

 

病室の冷蔵庫を覗くと母が作ったきゅうりの浅漬けがキレイになくなっていました。✨

 

そして母は父が大好きな漬物やキュウリのあさづけをまた帰って作ります。。

 

 

きゅうり

 

 

誕生日を心待ちにしていた父…

 

もうすぐ父の誕生日です。。1月17日が誕生日、。

 

父はモンブランが大好きでした。

 

『誕生日にはケーキ買ってくるからお祝いしよう!』

 

『そんなに食べれないからちっちゃいケーキでいいからな!』

 

毎回誕生日の話を楽しそうにします。

 

ただ、体調が悪い時は・・・

『誕生日までいきられるかな・・もうダメかもしれないな… 家に帰りたいな…』

 

『大丈夫、ベット買ったから家でゆっくりできるし、退院できるよ。』

 

『そうかな・・』 そっと微笑む父…

 

ケーキを誕生日に食べるのを楽しみにしている父。。

 

誕生日にはケーキ食べたいね・・・

 

頑張って誕生日を迎えようとする父……

 

 

猫とケーキ

 

相撲が好きだった父……

 

1月14日(日)から相撲が始まります。。

いつも相撲を母と一緒に見ていた父。。。

 

母が『今週から相撲が始まるね… 相撲始まったらテレビで見れるねー』

 

うなずく父……

 

猫と相撲

 

家庭菜園が趣味だった父……

家庭菜園が好きだった父は色んな野菜やお花を育てていました。

 

事務所の中には色んな植物がたくさんあります。

 

時期には月下美人が何度も花開いて家じゅう月下美人の花の香りがただよいます。

 

月下美人

 

入院中も父は植物たちが気になるようで

母に植木の水あげを頼んでいました。

 

早く退院して自分で植物にお水あげてねー。

 

植物達も待ってますよー。

 

猫と植物

 



 

緑内障だった父・・・

父は緑内障で眼科に定期的に通っています。

一日にたくさんの目薬をつけていて、時間を確認しながら 入院中も目薬点眼していました。

 

目に良い食べ物の代表といったらブルーベリーです!

目の健康にと毎日ブルーベリーを食べていました。

ブルーベリージャムをたくさんのせたトーストの朝ごはんを毎日たべていました。

 

家にはブルーベリーのジャムがたくさんストックしてあります。

そして、タッパーにドライブルーベリーを入れてたべています。

 

病室にもブルーベリーのタッパーを持参しました。

ネコとブルーベリー

 

最近は、視力がおちて見にくくなっていたとか・・・

なので 目のオペの予約が2月に入っていました。

ベットサイドのテーブルに目薬をいつも確認していた父。。

体調悪い時には母に目薬をつけてもらっていました。。

最後の最後にも目薬を母にさしてもらっていました。

 

猫と目薬

 

 

ケーキも相撲も・・・叶いませんでした。。。

 

その日は朝から在宅ワークをしていた私・・・

母がやってきて

 

『父ちゃんが具合悪いって病院から連絡が・・・』

 

私たちは慌てて病院へ向かいました。。。

 

ここからは悲しすぎて文字に出来ないので

 

ー☆ー☆ー☆ー 勝手ながら省略します ー☆ー☆ー☆ー

 

猫と雪

 

 

その日は初雪でした・・・

 

猫窓

 

 

 

病院から自宅に帰ってきました…

 

1月13日の雪の降る日・・・

お父ちゃんは遠くにいってしまいました・・・

 

ついさっきまで元気だったのに・・・

 

なんで?

 

亡くなる前日の夜は夜ご飯も全部食べて元気だったのに・・・

誕生日がもうすくだったのに・・・

ケーキを食べてお祝いするはずだったのに・・

明日から相撲がはじまるじゃん・・

 

なんで?

あの時もっと話を聞いてあげればよかった。。

もっと色んな所につれていってあげればよかった。。

もっと美味しいものをいっぱい食べてほしかった。。

もっとやさしくすればよかった・・・

あの時あーすれば・・・

 

もっと一緒に過ごせばよかった・・

 

考えると限りなく後悔ばかりが次から次へと頭に浮かんできてパニック状態です、

 

あと4日で誕生日だったのに・・・

 

こんななずじゃなかったのに・・・

 

 

悲しくてもやるべきことがある・・

 

悲しくて何も手につかない・・・

 

しかし、告別式、そしてお葬式とやるべき事はたくさんあります。

担当の葬儀屋さんがやってきて、色々準備をすすめてくれます。

放心状態ですが、言われるままに物事を進めていきます。

 

『泣きそうな声で家に帰りたいな・・・』

病院でそうつぶやいた父・・・

今は自分の家で安らかに眠っています・・・

 

 

父が退院したら看病するために父にベットを購入した母。。。

 

悲しくそのベットを片付けます・・・

 

父は自営業でずっと家で仕事をしていました。

 

なので24時間ずっと一緒に過ごしていた母は悲しさに耐えられません。

 



 

葬儀の準備が淡々とはじまる。。

葬儀を進めるにあたって、担当の葬儀屋さんが付きっ切りで段取りを手際よく進めてくれます。

細かい段取りは全て葬儀屋さんが対応してくれるのでたすかります。

 

何もわからない・・・

 

全て葬儀屋さんにお任せ状態です。

 

葬儀屋さん

 

おくりびとがやって来る

おくりびとこと『納棺師』の人がやってきました。

そういえば、モッくん『本木雅弘』の主演映画でおくりびとってありましたね・・・

観たことないけど、名前だけはなんとなく知っています。

映画の予告のワンシーンが思い浮かびました・・・

映画『おくりびと』

おくりびと
出典:映画.com

 

やって来たのは女性のおくりびとでした。

眠っている父に化粧をし、着物を着せて身なりを整えていきます。。

悲しすぎる・・・

涙が止まらない私に担当の葬儀屋さんが色々はげましてくれます。。。

 

色んな事を知っている葬儀屋さん。

 

慰め役も葬儀屋さんのお仕事です。

 

葬儀屋さん

 

 

近所の人たちがどっとやってくる。

地方で誰か亡くなると、地域の会長さんがやってきます。

そして、近隣住民に回覧板にて父の事が伝わります。

 

多分、都会には無いシステム。

 

翌日、ご近所さんがどっとやってきて父にお線香をあげます。

玄関

 

皆さん、不思議な事にお見舞いとご霊前の2つの袋を差し出します。

どうやらこの地方の習慣みたいです。

 

来る人来る人、みんな驚いています。

そして次々に父の目撃情報が後をたちません。。。。

 

『ついこの前、朝お散歩しているのみたよー』

『先日、歩いているの見たよー』

『家の前通ったら庭仕事してたよー』

『この間、自転車のってるのみたよー』

『この前、つい最近しゃべったよー!』

 

ご近所さんはみんな父のことをつい最近まで目撃していたのでした。

なので、突然の事でみんなびっくりしています。。

泣いている人もいました。。

 

納棺式、通夜、告別式をおこなう。

数日後、葬儀屋さんがやってきて、納棺式をおこないました。

 

悲しくて泣いている家族に

色々仏教の話をして励ましてくれる葬儀屋さん。。。

納棺式を行う理由・・・

団子を6つ用意する理由・・

お金を添える理由・・・

そして、これから前向きに生きていくためには・・・

長い時間を使ってゆっくりと励ましてくれました。。

 

まだまだやる事はたくさんあります。。

 

そして、お通夜、告別式をおこないました。

 

 

お通夜

 

まだなんとも実感がわきません。。

 

 



 

一通りの事が終わって・・・

一連の事が終わって、親戚の人達も去っていきました。

ふと周りを見渡すと父のものがいっぱいあります。

 

使いかけのものや愛用品。。。

 

またかえってくるんじゃないかと思っちゃいます。。。。

 

思い出のいろんなもの。。。

たくさんの植物達。。

ジョーロやスコップ等庭仕事の道具。。。

つい最近、亡くなる前に母と父が近所のホームセンターで買った鹿沼土。。

これから何かを植えようとしていたみたいです。

事務所には園芸の本が本棚にたくさん並んでいます。

戸棚を開けるとたくさんの父の薬がありました。

 

ふと、戸棚の扉に何か貼ってありました。

緑内障の父はたくさんの目薬を付けていました。

 

目薬

 

こんなにたくさんの目薬を使っていたなんて今まで知りませんでした。。

 

父が亡くなってから知る事がたくさんあります。。。

 

父が近所に配ったお花の苗があちこちで育っています

母が近所の人の家に香典返しを配りにいきました。

ご近所の庭先にバラの苗がたくさん並んでいます。

どうやら父から分けてもらった苗みたいです。。。

たくさんの苗にちゃんとバラの品種のプレートがさしてあります。

なぜなら、父から言われたそうです。

父が『ちゃんと苗に名前書いておかないと後で解らなくなっちゃうよ』

そう言われてご近所さんはバラの苗にひとつづつネームプレートをつけたのでした。。

 

 

ネコとバラ

 

ご近所さんの庭先にも父の育てたお花がたくさん咲きますねー。

 

そんな情報も後から知りました。。。

 

ほうれん草の胡麻和え

ある日の食卓に、ほうれん草の胡麻和えが食卓にありました。

このほうれん草は父が育てていたほうれん草です。

ちょうど今食べごろに育ったので母が摘んできて作ってくれました。

ほうれん草はすくすくと育っていました。。

きっと食べたかっただろうな・・・

お父ちゃんは食べる事ができませんでしたが、美味しく頂きました。

 

ネコとほうれん草

 

主治医の先生がやってきました。。

ホームドクターがお線香をあげにやってきました。。

診察の時、父は入院はしたくないと先生に訴えていたようで・・・

先生もきっと戻ってくることを願って

入院をすすめてくれたと思うのですが・・・・

やっぱり父が先生に入院をしたくないと言っていた事が気になるようで・・・

先生も涙を流しながら父の事を話してくれました・・・

 

入院しない方がよかったのかな・・・

 

ネコと病室

 

 

朝のお散歩 ~お稲荷さんへのお参り~ 猫ちゃんは待っていた。。

お稲荷様

 

私の家から歩いて10分くらいの距離に本家があります。

本家の裏庭には家を守る小さなお稲荷様があります。

 

父は毎朝かかさずお稲荷さんに出向き、お水をあげていました。

 

そんなお散歩中の父を見かけた人がたくさんいたのですね・・・

 

本家では、黒ネコを飼っています。なぜか名前は「ネコちゃん」

 

そんなネコですが、父がお稲荷様に水をあげにくるのを

破れた障子の隙間から毎日毎日覗いてみていたそうです。

 

父が来るのを毎日待っていたのですね・・・

 

ネコとお稲荷さん

 

そして、いまだ朝に父が来るのをまっているネコちゃん。。。

 

待っていても、もう来ないよ・・・

 

そんなネコのエピソードを聞いたのも父がいなくなってからでした・・・

 

 

最後に・・・

 

最近のメディアでは自ら命を絶ってしまう人のニュースをよく見ます。。

 

そんな中、命が消えそうなのに必死に生きようとする人もいたりします。。。

 

どっちもつらいと思うけど・・・

 

残された人のことを考えると、他の解決策もあるのかなと・・・

 

 

冒頭に書いたように、身近な人が亡くなったら、

どうやって立ちなおったらいいのだろう・・・

 

ずっと模索中です・・・

 

もう2月になりました。。。

1月ほとんど会社に行ってません。。。

何も手につかない状態が続いています・・・

SNSもストップしているので、一部のフォロワーさん気にかけてくれています。。

ありがとうございます。

 

そして、2月になって久しぶりにシェアハウスに戻りました・・・

今まで通りのありふれた生活。。。

 

ハウスメイトとの何気ない会話やいつも通りのこの感じ・・・

 

何事もなかったような・・・

時間が戻ったような錯覚にとまどったりもします・・・

時間が戻せたらいいのに・・・

 

実はまだハウスメイトに父の事を話をしていません。

 

なんとなくまだ話せなくて・・・

 

すこし落ち着いてから伝えようと思います。。。

 

ちょっとづつですが、頑張ろうと思います🍀。。

 

そして、最後にやっぱりこれです。。。

 

 

親孝行ですね。。

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました🍀

 

ネコと鳩

 



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sarry
Hello! I'm Sarry from Japan. I like baking, traveling and reading book, watch movie! I live in shard house. こんにちは!HSPの為2020年7月から4か月休職を経験。お菓子作りが趣味で2022年10月に製菓専門学校に入学して製菓衛生士目指して勉強中!仕事と勉強の両立難しいですが、のんびり行きます!シェアハウスライフ満喫中!ハウスライフはツイッターでつぶやいています!