ファンフェッティーって何?
ファンフェッティー(funfetti)という言葉が気になって色々調べてみたら、どうやらスーパーの製菓コーナーで見かけるこれが関係しています。
日本人の私たちはこれをチョコスプレーとかカラースプレーって呼んでいます。
英語(欧米)では一般的にチョコスプレーやカラースプレーをスプリンクル(Sprinkles) と呼びます。
では、言葉の意味からひも解いてみたいと思います。
言葉の意味をチェックしてみる。
Funfetti (ファンフェッティ)という単語を辞書で調べてもなかなか出てこなくて💦しかしぐぐっていたらこんな意味がありました。
ファンフェッティを知る前にまずはかばん語について確認します。
かばん語とは、二つの意味を一つの言葉にした単語。英語でPortmanteauと言います。
Portmanteauは旅行かばん💼という意味ですが、2つの言葉を旅行かばんにつめこんでひとつの言葉にまとめたという意味で最初に『不思議の国のアリス』に登場したのががきっかけです。
Portmanteauには例えばこんな言葉があります。
- Smog (スモッグ) = smoke(煙)/ fog(霧)
- Brunch (ブランチ) = breakfast(朝食)/ lunch(昼食)
- Webinar (ウェビナー) = web(ウェブ)/ seminar(セミナー)
- Cosplay (コスプレ) = costume(コスチューム)/ play(プレイ)
さて、そんなファンフェッティケーキの意味はというと
Funfettiという言葉も💼かばん語で、分割してみるとこんな意味になります。
Funfetti(ファンフェッティ)= fun (楽しさ)/ confetti (紙吹雪)
なので、ファンフェッティケーキとは、たのしさいっぱいカラフルな紙吹雪をちりばめたケーキをイメージします。ちりばめたチョコスプレーが紙吹雪にあたりますね。
関連用語もチェックしました。
- Funfetti cake (ファンフェッティ)→ レインボーカラフルなスプリンクル入りケーキ
- Sprinkles(スプリンクル)→ 日本のカラー(チョコ)スプレーのこと
- カラー(チョコ)スプレー →アイスのトッピング等に使う細長い小さいチョコのこと
ファンフェッティケーキの発祥は?
Funfetti cake (ファンフェッティケーキ)の人気は1989年頃から始まり、火付け役はアメリカのピルズベリー社で、ホワイトケーキにカラフルなスプリンクルをまふしたケーキミックスを発売しています。カラフルポップなこのケーキはやっぱり子供達に大人気です。
ピルスベリー ファンフェッティ ホワイトケーキ ミックス 432 g [並行輸入品]
バースデーケーキとして大人気に!
ピルズベリー社のファンフェッテケーキのスタイルは1990年代にはバースデーケーキとして一躍有名になります。
ケーキ生地にスプリンクルをいれてオーブンで焼くとスプリンクルがとけてレインボーなスポンジに焼きあがります。そして真っ白いクリームを塗り、さらにスプリンクルをトッピングしてファンフェッティバースデーケーキの完成!
子供達はカラフルなファンフェッティケーキをママにおねだりします。
近年ではSNSで映えスイーツとして人気に
インスタグラムやピンタレストでは、ファンフェッティスイーツが流行し、チーズケーキやドーナツ、クッキーなど本来はシンプルなスイーツがレインボーカラーに大変身してSNSをにぎわせています。✨
家庭でも簡単にアレンジできるので、ホームメードのパンケーキやクッキー、スコーンやマフィンやワッフルにスプリンクルをまぶしてフォトジェニックなスイーツ✨が完成します。
ファンフェッティケーキの主役スプリンクルについて
ファンフェッティケーキにかかせないのがスプリンクル(Sprinkles)。日本ではチョコスプレーやカラースプレーと呼びますが、最近あまり購入する機会もなく、存在を忘れていました。💦
あまりお菓子作りに使っていなかったかもです。💦
言葉の意味をチェック!
お菓子のトッピングとしてふりかけて使う表現ですが、日本とアメリカではちょっと違っています。スプリンクル(アメリカ)とスプレー(日本)。たとえの仕方が違います。文化の違いかな?
こちらは100均で購入したスプリンクル(チョコスプレー)です。どこだろう?CAN DOかな?
スプリンクル:日本では・・
スプリンクル(チョコスプレー)を使ったスイーツは、個人的にはホームメードっぽいイメージがあるため、例えばケーキ屋さんのショーウィンドウにスプリンクルをまぶしたケーキが並んでいたら、私だったら絶対に購入しないです。なんか安っぽいケーキなイメージが・・・
そもそも日本ではあまりチョコスプレーを使ったっケーキをショーウィンドウで見かけないですけどね。(笑)
あくまでも家庭で作るお菓子に使うイメージがありました。
スプリンクル:アメリカでは・・
アメリカではとてもポピュラーでベーカリーやアイスクリームショップ、レストランやバーで登場します。
New York Times さんの記事にのっていたショップや商品をいくつかピックアップしてみます。
① 90年代にはダノンがチョコスプレー入りのヨーグルトを販売したりしてました。現在は販売してないですが、当時人気があったようです。
② Big Gay Ice Cream (アイスクリームショップ)はトッピングにスプリンクルを大胆に使っています。アメリカでは、アイスクリームのトッピングの定番です!
③ Milk Bar in New York (スイーツベーカリーショップ)ではカラフルはファンフェッティバースデーケーキやクッキー等取り扱ってます。やっぱりアメリカンサイズで豪華✨ですね!
④Black Tap (カジュアルレストラン)にあるグラスからあふれそうなミルクシェーク。バニラシェイクの上にスライスされたバニラケーキがのっていて、スプリンクルがトッピングされている有名なドリンク。アメリカンサイズです!でもかなりのインスタ映えですね!
スプリンクルのルーツはヨーロッパ?
ヨーロッパにも同様の商品があります。Nonpareils (ノンパレイユ)といってケーキやクッキー等スイーツのデコレーションに使用されています。
アメリカでメジャーなスプリンクル。WIKIPEDIAによると、どうやらヨーロッパのNonpareils (ノンパレイユ)がアメリカに伝わって、20世紀頃からスプリンクルにとって代わっていったそうで。ノンパレイユのほうが歴史が古いという事になりますね!
ノンパレイユとスプリンクルの違い
ノンパレイユもスプリンクルもどちらも目的は同じでスイーツのデコレーションに使われます。大きな違いは形の違い。
- Nonpareils (ノンパレイユ)⇒ 欧州で主流、形が球形
- Sprinkles (スプリンクル)⇒ 北米で主流 形が細長楕円形
日本の『チョコスプレー』の主流は細長タイプ
日本では、アメリカの細長楕円タイプがチョコスプレーとして製菓コーナーに並んでいて主流になっています。最近は100円均一でも購入できるので便利ですね。実は、ノンパレイユ(下記写真左)も富沢商店で発見しました。球形でかわいいですね!すべて100円前後です。
実は色んな名前がある『チョコスプレー』
ヨーロッパで主流のノンパレイユ(球形)とそして北米で主流のスプリンクル(細長楕円)ですが、実は色んな名前があります。商品を発売した会社名だったり、人の名前みたいな名称だったり。ちょっと一部まとめてみました。
小さなお菓子のトッピングですが、色々調べるとかなり奥深い事もあります。アメリカではこのスプリンクルがジミー(Jimmies)ともいわれています。色々な説があるのですが、どうやら人種差別にも発展しているようで・・・💦
アメリカっぽい・・・
ファンフェッティケーキ まとめ
たまたま遭遇したファンフェッティケーキ。Fanfettiという単語、わりと奥が深かったです。紙吹雪が舞ったケーキ✨。ちょっと可愛いですね!
最近使っていなかったスプリンクル/チョコスプレーに着目してみようと思います。
日本人的にはカラフルでケミカルな色をしたスプリンクルはあまり好まれない気もしますが、今はSNSの時代。シンプルな見た目よりもカラフルフォトジェニックな方がはやる時代なのかもしれません。
味よりも食感を楽しむもの
そして、このスプリンクルは味を楽しむというよりはシャリシャリとした食感を楽しむもので美味しさに食感をプラスしてインパクトを与えています。
甘く冷たいアイスクリームにシャリっとした食感がプラスされ、楽しさが増していきます。
ノスタルジックな雰囲気で昔からあるスプリンクル/チョコスプレー
そんなスプリンクル(チョコスプレー)を使ってファンフェッティスイーツを作ると、レインボーカラフルなスプリンクルが気もちを挙げて⤴くれるかも❤
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