本日のご紹介する本📚はビジネスエリートになるための「教養としての投資」です。投資と言えば、ちょっと敷居が高く、リスクを伴うから、なかなか手を出せない人が多いのでは。私の周りでもほどんどいなく、タイトルにあるように、教養としてちょっと読んでみようと思い購入しました。📚
タイトル:ビジネスエリートのための教養としての投資
著者 :奥野 一成
価格 :1500円
出版社 :ダイヤモンド社
投資に対する考え方
投資にも色々ありますが、自己投資、設備投資、株式投資 etc..
著者は、社会人は教養として「金融リテラシー」が必要と言っています。出た!リテラシー。最近本を読んでいるとこの言葉によく遭遇します。流行りなのかな?
以前読んだ本にタイトルがデータ・リテラシーでした。
日本はこれから確実に貧しくなる。
冒頭からショッキングな事がかかれています。日本は確実に貧しくなる・・(まぁー少子化を考えるとわかる気もしますが…) 貧富の差が広がるってことですね……💦
この状況を食い止めるには、一人ひとりが『投資家の思想』を持つことだと言っています。日本人の大半が『労働者の思想』しかもっていないので、そのマインドを変えていく事が日本の将来のキーポイントだと。投資を始めることで、働き方のマインドも変わります。
お金💰の運用に関しては、学校で習う事が出来ないので、ほとんどの日本人が無知な状態です。投資はビジネスの最良の教科書と本書き書いてあるけど、いきなり投資するぞーと思っても何から始めていいか・・・(OMG)
本書を読むことにより、よくある、株の始め方等の本とは違った観点から理解するごとができ、今まで持っていたイメージを一新してくれます。
本の概要
著者の肩書は農林中金バリューインベストメンツ株式会社の常務取締役兼最高投資責任者(CIO). 投資のエキスパートですね。
農協と関係あるの?って思ってしまいます。2014年に設立された農林中央金庫グループの投資助言会社で、要はKKRとかカーライル、のプライベートエクイティの会社。 おっと、あまり良いイメージが持てない気が・・ ハゲタカファンドか・・・
でも本は購入したので読み進めてみました。
本の目次
1時限目 投資家の思想が人生を成功に導く
2時限目 私の投資家人生
3時限目 日本人はなぜ投資が苦手なのか?
4時限目 「投資」と「投機」は違う
5時限目 売らない株を買えばいい
6時限目 ファンドマネージャー流株式投資で成功するコツ
補講 資産形成で失敗しないために
1限目 投資家の思想が人生を成功に導く
大半の人は学校を卒業して、会社に就職します。そして、何か目標をもっているわけでもなく、なんとなく会社員になっていく。上からの指示に従って日々の生活を支える為に働いている人達のことを「労働者1.0」と示しています。
それを変えるために、「労働者2.0」を目指せ!と提案しています。労働者1.0が他人に働かされているとマインドセットだとしたら、労働者2.0は自分が働いているにマインドを切り替え、自らアピールして自分の才能を誰かに売ってやろうという気構えをもつようにする。
◎貧困は遺伝する
貧困は遺伝するそうです。なぜなら、貧困な親は「労働者1.0」のマインドがほとんどだから。。そのマインドが子供につたわり、遺伝していく。。
裕福な家庭では、親が子供に対して積極的に投資家としてのマインドセットをおしえようとする。
💡 韓国人の友人から聞いたことわざをふと、思い出しました。
本書に当てはめれば、たとえ泥のスプーンを掴んでいるとしても、投資家マインドに切り替えるとこができれば、貧困からも抜け出せるということですね……
◎人生100年時代の選択技
100年ライフシフトと言われていますが、そうすると巷で話題の年金2000万問題もあって将来的に💰が足りなくなる・・
この問題を解決する2つの方法
- 22歳~50歳までの収入を増やすこと。自己投資をして自分の才能を増やす。
- 株式投資をする。自分が働くのではなく、他人(お金)に働いてもらう。
投資か・・・苦手分野だな・・・
3時限目 日本人はなせ投資が苦手なのか?
日本人はなぜ投資をしないのか?日米欧で比較をすると、資産の割合が違っています。日本人は預金が大好きとよく言われますが、確かに・・・
※以下表は日本銀行調査統計局より引用
このグラフをみてもわかるように、日本人は預金が大半を占めていて、それに比べて欧米は株式等に割合が高い。ご存じの通り、銀行預金にお金を預けていても数十年後に預金は全く増えず、それに比べて株式等で保有していると、数十倍に資金が増えているということになります。
なぜ日本人は投資にお金を回さないのか?それは日本人のマインドに戦後のものづくり思考の成功例が根付いていて、労働者マインドになっているから。
どっちが勝ち組かというと、当然株式を持っている方ですよね。
納得です。しかし、どの銘柄を買えばいいのか?というところで5時限目にうつります。
5時限目 売らない株を買えばいい
どのような会社に投資したらよいのか?
構造的に強靭な企業に投資しましょうと書かれています。以下3つの要素がポイント!
- 付加価値の高い産業
- 圧倒的な競争優位性 (高い参入障壁)
- 長期的な潮流
3要素を持っている具体的企業名を事例に挙げて説明しています。
コカ・コーラ
コカ・コーラと言えば、誰もが知っている清涼飲料水です。コカ・コーラの市場はこれからさらに拡大していくと考えられます。「そんなこと言っても、清涼飲料水のメーカーなんてたくさんあるから競争が激しいのでは?」と思う人もいるでしょう。そう思うのは日本しか見ていないから。海外に行くとほとんどがコカ・コーラとペプシ・コーラがほとんど寡占していて、他にはせいぜいドクターペッパーが少々というのが現実です。
ー本誌145ページより引用ー
何を意味しているかというと、今更コカ・コーラの市場に新規参入するのはほぼ無理な状況で、この企業は完ぺきなまでに参入障壁を築きあげているとのことです。
そういえば、いろんな国に旅行に行きましたが、どこへ行ってもコカ・コーラのロゴを見かけます。どこのレストランに行っても絶対メニューにあるし、年末年始に行ったベトナムでもコカ・コーラが根付いています。世界中に普及していて定着しています。(付加価値の高い産業)
そして、人口増加していく市場ではコーラを飲む人口が増えていく傾向から長期的な潮流となります。
他にも、ディズニーやナイキ、などを事例に挙げています。
ほとんど日本の企業ではなく、アメリカの企業でした。。。
まとめ
本書を通して、投資の概念を学ぶ事が出来ました。一部ピックアップしましたが、他の章にも興味深い情報が書かれています。
興味ある方はぜひ手に取って投資の教科書としてお勧めです。📚
ビジネスエリートになるための 教養としての投資【電子書籍】[ 奥野一成 ] 価格:1,485円 |
これを機会に1銘柄購入してみようと思います。 💰 まずは情報収集から。
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